古き良き町家や昭和レトロな家屋には、長い年月が培ってきた特有の魅力があります。
だからこそ「京都の町屋に泊まってみたい」「大正ロマン溢れるお宿に宿泊したい」という希望の声が絶えず、その需要に応えるように京都にはたくさんのお宿があるわけですが、そんな物件を求めているのは「宿泊客」だけではありません。
たとえば、漫画やアニメのキャラに扮装し、作品の持つ魅力をリアルな場所で最大限表現したいと願う “コスプレイヤー” もそのひとりなのです。
怪談モノや時代モノのコスプレ撮影には、日本らしい家屋の存在が欠かせません。コスプレイヤー様やカメラマン様の中にも、「あんな素敵な物件で撮影してみたい」という需要を持った方が大勢います。
お宿とコスプレ撮影をしたいコスプレイヤー様とのマッチングは相性が良く、今までにないアプローチです。
私自身も、古き良き日本の住居や建築様式が大好きで、カメラマン・コスプレイヤーとして活動しています。長年、古き良き町家や昭和レトロな家屋をレンタルして撮影してきました。
通常「コスプレ撮影が出来ますよ」と推奨しているお宿は少なく、撮影利用したい方がご自身で直接お問い合わせをしなくてはいけません。
お宿側にコスプレ撮影の趣旨が分かって頂ければ良いですが、上手くアポを取れないという方も多くいます。
そういった方のために「コスプレ撮影可能」なお宿であることをわかりやすく提示できれば、撮影利用したい方にとっても、お宿のオーナー様にとってもスムーズに橋渡しできるのではと思い、『撮影が出来るお宿』という意味で『宿撮』と名付けました。
コスプレ撮影をやっていると、撮影スタジオはどうしても人と被ってしまいます。スタジオの数も何百とあるわけじゃないので、「このキャラクターを撮るならここ!」「この作品ならこのスタジオで撮りたいね!」と、同じになってしまうのです。
お宿ならスタジオと違って人と被ることも少なくなり、バリエーション豊かな撮影を楽しめます。
日本では、実写映画化にもなった「るろうに剣心」など歴史を題材にしたアニメや漫画が定期的に供給されていて、長く愛されているものが多いので、古い建物で撮りたいという需要が多くあります。
宿撮を通して、アニメやコスプレ、漫画の文化を好きな方々が、古き良き町家や昭和レトロなお宿に宿泊されるきっかけになればと思っております。
ご興味を持っていただけたお宿オーナー様は、ぜひご連絡ください。
もし、長く活用できておらず、老朽化が進んでしまった町屋や長屋をお持ちでしたら、その「古さ」を活かしてみませんか?
普段、コスプレ撮影をしている方たちはスタジオを使って撮影するのですが、リアルな廃屋で撮影したいという需要はたくさんあります。
そういったことを踏まえて、宿撮では、廃屋を使って撮影する「廃撮」というサービス名で、コスプレを楽しむ方々へご提供しています。
京都市でも「空き家税」が導入される予定となっており、住居としても事業としても活用できていない「空き家」をうまく活用してあげることは、個人としても社会としても重要な課題となっております。
老朽化してしまい、通常の方法での活用が難しい空き家をお持ちでしたら、ぜひご相談ください。
Yahoo!ニュースやコスプレ雑誌「コスプレイモード」などのメディアにも掲載されました。